シマトネリコの剪定方法:目的別の手順と注意点

シマトネリコシマトネリコ

<分類> モクセイ科/トネリコ属
<樹形> 常緑性
<開花時期> 6~7月

シマトネリコは成長が速く、1年に50~60cmも伸びると言われています。そのため、定期的な手入れが必要です。剪定を行うことで見た目を整え、風通しや日当たりを良くし、健康的な成長を促します。

剪定の目的と方法

  1. 不要な枝を切り、形を整える:間引き剪定
    • 目的:不要な枝を取り除き、木の形を整える。
    • 方法:真夏と真冬以外の時期に行う。不要な枝を切り落とし、木の形を整える。
  2. 枝の生長を促し、木を大きくする:切り戻し剪定
    • 目的:枝の生長を促し、木を大きくする。
    • 方法:春が最適。枝を短く切り戻して新しい成長を促す。
  3. 木の高さを抑える:芯止め
    • 目的:木の高さを抑える。
    • 方法:真夏と真冬以外の時期に行う。高さを抑えるために、中心にある枝や最も高い枝を切り落とす。

剪定に必要な道具

  • 剪定バサミ
  • 剪定ノコギリ
  • 癒合剤(切り口を保護する薬剤)
  • 脚立

手順とポイント

1. 間引き剪定(不要な枝を切り取る)

  • 手順1: 不要な枝を切る。
    • 枯れている枝や内側に向かって生えている枝などを切り取る。
  • 手順2: 好みの大きさに整える。
    • 2~3mの高さに整える。適度な大きさに整えることが重要。
  • 手順3: 量を調節して仕上げる。
    • バランスを考えて量を調節し、見た目を整える。

2. 切り戻し剪定(木を大きくする)

  • 手順: 木が活発に成長する春に行う。
    • 成長しすぎた枝を短く切り戻し、新たな成長を促す。

3. 芯止め(木の高さを抑える)

  • 手順: 真夏と真冬以外の時期に行う。
    • 中心にある枝や最も高い枝を切り落とし、木の高さを抑える。

注意点と対策

  • 枝を切りすぎないように注意する。 枝を切りすぎると光合成が阻害され、木が弱ってしまう可能性がある。
  • 切り戻し剪定は秋や冬に避ける。 寒さに弱いシマトネリコは、秋や冬に強い切り戻し剪定を行うと枯れる可能性がある。
  • 害虫にも注意する。 ハマキムシやシマケンモンなどの害虫が付くことがあるため、適切な対策を行う。

シマトネリコの剪定は樹木の健康と美しさを保つために重要です。慎重に行い、木の状態や成長パターンを考慮しながら剪定することが大切です。

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